啓明学園
29/40

UPAAの詳細はこちらをご覧ください僕の学校生活は、毎日がチャレンジに満ちていて、退屈な時間がありませんでした。高2と高3の2年間履修した、英語でスピーチやディスカッションをする授業では、人前で話すことが得意でなかったので大変でしたが、チャレンジしてみると自分の成長が楽しく大きなやりがいを感じました。啓明学園は、約3割の生徒が外国にルーツをもっているので、視野を広げられる体験が多い環境だと思います。日本と異なる風習に驚かされたり、英語を交えて文化祭の準備をしたりすることもありました。今、世界は未曽有の気候変動にさらされています。この問題は、世界中の力を結集して取り組むべき課題です。啓明学園で培った英語力、発信力、多様な人と協働する姿勢を活かして、その取り組みの一助になりたいと思っています。啓明学園は、2019年から海外協定大学推薦制度UPAAと協定を結んでいます。この制度は、イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・アイルランドの計42の協定校への学内推薦ができるもので、海外協定大学共通の願書によって、最大で6大学まで同時に出願できます(一人につき1校は無料で出願可)。入試は、英語試験と校内成績の総合判定で合格が勝ち取れます。先に海外大学の合格を取り、国内受験の結果を待って、進路を決めることもできます。私は小学5年生の時に啓明学園に編入しました。学校の様々なサポートを受けながら日本語を習得し、英語スピーチコンテストやRound Squareなどのイベントに参加することで、日本語と英語の2つの言語の力を伸ばすことができました。廊下から英語や中国語が聞こえてくるのはいつものことで、世界の文化に触れられる啓明学園で過ごせたことに感謝しています。先生方は、いつも私の夢や目標を応援してくださいました。「これはさすがに解けるでしょ!?」と普段は発破をかける数学の先生から、入試直前に「頑張れ」の一言をもらった瞬間は忘れられません。私は早朝に登校し、鳥のさえずりや虫の声に耳を傾けながら勉強していました。緑豊かな学園に8年間通ったことは、大学で景観生態学を学び、景観を保全・創出する仕事に就きたいという私の夢にもつながりました。小さなころから本が好きで、もっと深く文学について学びたいと思い、学習院大学の日本語日本文学科を受験することに決めました。志望理由書の添削を先生に依頼すると、「文章をつくるのがうまい」とほめていただき、文章力への自信につながりました。高3の1年間は、不安になることもありましたが、友人たちと励ましあい、また先生方の助けもあって受験に挑むことができました。学校生活を振り返ると、自分のやりたいこと、学びたいことを否定された経験が浮かびません。先生方は私のやりたいことができるように、学びたいことを学べるように多くのサポートをしてくれました。クラスメイトとはお互いに応援しあい、尊重しあうことができました。啓明学園での経験は今までと、そしてこれからの私を構成する大切なものとなっているように感じています。Keimei Gakuen Junior & Senior High School 28並木 恵歩(2024年卒業・筑波大学 生命環境学群 地球学類に進学)石井 亜虎夢(2024年卒業・北海道大学 総合教育部 理系に進学)勝原 杏菜(2024年卒業・学習院大学 文学部 日本語日本文学科に進学)学年全体で、お互いの“チャレンジ”を温かく応援、手助けする雰囲気がありました。日本の美しい自然に囲まれた学舎。そこに集う、世界を心に入れた者となりし仲間。幼稚園から高等学校までの15年間で、自分のやりたいこと、学びたいことを否定されたことが一度もありません。海外協定大学推薦制度University Partnerships for Alternative Admissions

元のページ  ../index.html#29

このブックを見る