啓明学園
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啓明学園は、1940年に三井家総本家11代目、三井八郎右衛門の実弟、三井高維氏によって創立されました。東京の赤坂台町にあった私邸を開放し、海外に勤務する方々の子女たちが、将来世界に雄飛し、国際的に奉仕ができ、信仰を持てるようにと、人材の育成を目指したことが学園の始まりです。大恐慌を経て世界中が不安に包まれ、日米開戦の不穏な空気が迫るあの時代に、高維は外国語(英語・ドイツ語・フランス語)教育の専門教員を配し、「国際的に有能に活動し得る素地を養成」することを目標の一つに掲げました。以来、80余年のあゆみの中で、本校は多くの帰国生・外国籍生・留学生を受け入れ、世界中の多様な国・地域と親交を深めてきました。高維が理想とした「世界を心に入れた人の育成」、そして、多様な文化が共生し、生徒一人ひとりがのびのびと心豊かに過ごせる学びの環境は、今も受け継がれています。17神様の前で正しくあるように。義に飢え乾く人々は、幸いである。その人たちは満たされる。(マタイ5:6)私たちはイエス様の十字架の死によってきよめられた。心の清い人々は幸いである。その人たちは神を見る。 (マタイ5:8)自分のことだけを考えないで、他の人のことを第一に考える。心の貧しい人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである。 (マタイ5:3)愛を実践することが人が創造された目的である。憐れみ深い人々は、幸いである。その人たちは憐れみを受ける。 (マタイ5:7)創立者・三井高維(右)と英子夫人創立当時の校舎(東京・赤坂台町にあった高維の私邸)1940年。啓明学園が迎えた最初の生徒は8人の帰国生でした正直純潔無私敬愛教育理念四つの標語学園の歴史本校はキリストの教えに基づく人格教育を実践しています。広い視野のもと、豊かな人間性と独自の見識を持ち、世界を心に入れた人を育てる。

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