啓明学園
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ColumnCreative Learning●2023年度のテーマ例中学3年間は週1時間、「数学×音楽」「数学×美術」「数学×理科」を組み合わせた教科横断型学習を取り入れています。授業での学びが実社会でどのように使われているかを体験し、数学に対する関心を深めることが狙いです。Math Questの時間は、調べ学習をしたり、実験をしたり、キャンパス内の自然を使ったりとワークショップを中心に展開。疑問や不思議を生徒に問いかけ、共に答えを考えることで、「探求」する楽しさを実感できるようにしています。楽譜にはどんな情報がありますか? という問いかけに始まり、♩=120などのメトロノーム記号の意味、4分の4拍子の曲では1小節に四分音符がいくつあるか、などを知った上で、合計10分に収まるように讃美歌コンサートを企画。グループごとに計算し、10分に収まるよう一人1曲ずつ選びました。理科 【中3】地震発生時の被害と耐震、地質の関係 【中3】豆腐が浮くのは何が関係しているか社会 【中1】記念碑からひもとく“中央線”の開業 【中3】世界のジェンダー意識数学 【中1】コンピュータは0と1だけの世界 幾何学模様とは円や正方形や三角形などで構成された模様のことをいいます。そのような模様は、この世界にはたくさん存在します。幾何学模様について、数学・理科の双方から考察することで、図形のもつ新たな一面や性質を発見していきます。【中3】音と数学「橋」を知らない人はいないと思います。橋は、私たちの生活になくてはならないものです。そこで、身近な構造材料として、茹でていないスパゲティを使ってトラス橋の模型を作り、簡単に橋の強度を調べる実験として、その耐荷重を競いました。「主体的に学ぶ力」「考える力」のためには、「問題意識を持つこと」や「自分自身で課題を発見すること」が欠かせません。このため、ワークショップ形式の授業を様々な教科で取り入れています。本校の理想は、“教える”よりも“気づく”授業。テーマ設定や進め方など、授業デザインの研究を日々続けています。Point1115Feature中1夏休みの自由研究は「理科・社会・数学の探究」。様々なことに興味を持ち、疑問を考える力を日常生活から養います。中学生は、夏休みの課題として、理科・社会・数学の探究に取り組みます。学習内容をベースに一人ひとりの興味関心を模造紙などにまとめ、掲示します。中2中中32023年度実施例2025年度より新たな中学探究学習が本格始動します数学×他教科の教科横断型学習Math Quest(マス・クエスト)演奏時間を計算し、コンサートの計画を立てよう【数学×音楽】自然の中の幾何学模様柄(フラクタル)を探そう【数学×理科】パスタブリッジの制作に挑戦!【数学×理科】“生徒自身が気づく”授業で探究する心を伸ばします

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