M 中学校にも全員参加の夏期講習などがあります。英数国を中心に模試の対策をしたり、キャッチコピー大会に応募したり、普段とは違う面白さがあります。みんなが検定取得にやる気があるところもいいですね。T 星野では中・高とも英検の受検も盛んですよね。まわりの友達が1つでも上の級を取得しようと積極的に受検をするので、自分も頑張ろうという気になります。英検に関しては、2次試験の面接の練習をしてもらうこともできます。 様々な面での学習サポート 横井先生(以下、横井) 今日は2人に星野学園中高での学びについてお話を聞きたいと思います。学校で勉強するなかで、印象に残ることや効果的だと思うことはありますか。M まずは「質問のしやすさ」です。先生方は、身振り手振りをまじえながら、記憶に残るように教えてくだいますし、授業の内容について質問をすると、理解するまでわかりやすく教えてくださいます。T 同感です。それに、質問のしやすさって、先生の応じ方だけの問題ではないんですよね。星野では、みんなが先生に質問しているので、自分も質問に行きやすいのだと思います。そういう点で、友人たちの積極性も魅力のひとつです。M たしかに、友達がみんな質問していれば、聞きに行きやすいですよね。T あとは、夏休みなどの長期休みに高校ではレベル別の講習がたくさんあるところです。講習代もかかりません。横井 テキストを購入するタイプの講習は、そのテキスト代だけはかかりますが、本校の教員が担当するので、それ以外はすべて無料です。ほとんどの講習はテキスト代もかかりません。 こつこつ積み上げる学習方法 ICTを利用した授業 横井 他にも学習効果につながっていると思える環境はありますか。T 「環境」というより「仕組み」かもしれませんが、HRT(ホームルームテスト)のように、頻繁にちょっとしたテストがあるのがいいです。小さなことを少しずつ積み上げていく方法が、どの教科でも徹底されているように思います。M 先輩にお話しを聞く機会が多いのですが、どの先輩も「HRTを軽視しないように」と言われますね。「小さなことがやがて大きく」という考え方が最も大切なのだと感じています。T 施設面でも、「勉強できる場所」が豊富にあります。僕は部活動の前に生徒ホールや自習室で勉強します。少しの時間でも、「今日はここでやろう」という場所があるので、施設を最大限活用していると思っています。M 各教室には黒板にプロジェクターとスクリーンがついていて、視覚的にわかりやすい授業が多いです。T 例えば理科や社会の授業では豊富な映像資料を見ながら授業を受けることができるので、内容理解に役立っています。ほぼすべての科目で先生方が工夫したスライドを使用していて、より深星野学園中・高のクラス編成は習熟度別。これは「自分にあった授業こそ、最も力がつく」という考えに基づいています。今回は中学英語教諭の横井先生のリードで、中学生のMさんと高校生のTさんに、星野学園での学業についてお話を伺いました。横井 最後に、本校の習熟度別学習指導について、感想を聞かせてください。T 展開授業などで、自分の力量に応じた授業を受けられるということに魅力を感じています。それによって、得意科目はさらに力を伸ばすことができます。また同時に、苦手としている科目では、どこでつまずいてしまっているのかということも気付きやすいと思います。M 中学では数学と英語でそれぞれ展開授業が行われています。習熟度にあわせて編成されることで、基礎固めに集中できる分野と、更なるレベルアップに挑める分野ができます。T 自分と似たような目標を持つ仲間と学ぶことで意識を高め合い、モチベーションを維持できるのは学習環境としてとても魅力的です。M 似たような目標があるからこそ、自分が抱いた疑問を友人たちといっしょに考えることが多いです。横井 限られた授業時間のなかで効率的に生徒たちが充実した学びを得ることができるよう、私たち教員も日々研究しています。これからも毎日の学習を大切にし、自らの進路実現に向かって邁進していってください。本日はありがとうございました。T・M ありがとうございました。知を築くい学びができていると感じます。横井 教員間でも普段からICT機器の活用の仕方を共有し、より効果的な授業になるよう熟考しているので、そのように言っていただけるとありがたいです。 意識を高め合い、 モチベーションを維持できる学習環境 School Guide 202508「わかる」「できる」の積み重ねが学ぶ意欲と成長の喜びを実感させてくれる。
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