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MESSAGE星野高等学校のルーツは、1897年(明治30年)に開かれた「星野塾」という私塾にあります。創立者である星野りちは、「誰もが公平に知識や技能習得の機会を得るとともに、よき人格の育成を目指す教養教育」を理念として「星野塾」を創立し、以降、この学校から多くの人材を輩出してきました。一般に教育という言葉は、「知性を高める」という意味でとらえられがちですが、本校では、優れた知性と共に、健やかな身体と豊かな心をバランスよく育むのが真の教育だという考えを、127年貫き、実践してきたのです。そのため、本校には他校とは異なる特徴やルールがあります。その代表が「部活動全入制」。異なる学年の生徒たちが互いに切磋琢磨し合う活動を通して、生徒たちは、社会性や向上心を磨きます。この他にも、一流の芸術に触れる鑑賞会や、異なる文化に触れて国際感覚を養う修学旅行など、自らを成長させる多彩な機会を設けていることが、本校の特徴といえるでしょう。一方で日本の教育界は、ようやく知識偏重社会のひずみに気づきはじめたようです。近年では、その反省を受けて「アクティブ・ラーニング」という言葉が盛んに用いられるようになりました。これは、「先生の講義を聞いて知識を詰め込むだけの受け身の授業ではなく、先生の支援のもとに生徒同士が交流する活動を通して、ともに学びあい、ともに刺激を与え合いながら知的に成長し、主体的に考える力を培う」という学習活動を指すようです。星野学園では、創立以来、自ら求めて学び、実践のなかで教養を深め、高めた力を他者のために活かすという精神を大切にしてきました。授業や課外活動では本物を体験できる機会をできる限り多く設け、部活動では部員たちがクラスや学年の枠を超えて互いに教え合い高め合うような活動のあり方を奨励してきました。このような人間形成のあり方は、これからの時代が求める教育と重なり合うかも知れませんね。創立者の思いを一言で表すなら、「良き教養人たれ」という言葉になるでしょう。学校を取り巻く環境は時代とともに変化しますが、本学園の教育理念はこれからも変わりません。星野には、未来に飛躍する若者の可能性の翼をたくましく、のびやかに育む風土があります。みなさんとの新たな出会いを、楽しみにお待ちしています。星野学園の創立者「星野りち」は、東京女子師範学校(現 お茶の水女子大学)に学び、横浜の海岸女学校(現 青山学院)、麻布の東洋英和女学校(現 東洋英和女学院)で教師を務めました。その後、「誰もが公平に学べる場所」を実現するため、生家の敷地に「星野塾」を開きました。星野塾では、小笠原流の礼法に基づき、心を磨き、人間関係から学ぶことを大切にしました。科目の内容は国文、漢文、書道など多岐にわたり、幅広い教養を身につけることを柱としました。また、当時から世界に目を向けることの重要性を説き、英文タイプや洋裁などの実技にとどまらず、語学としての英語習得に力を注ぎました。このように、「礼法を通じて心を磨く」「あらゆる分野の知識をつける」「広い世界から学ぶ」という3つの方針は、開学当初から受け継がれてきた星野の伝統的価値観です。1897(明治30)年 4月星野塾川越に設置認可、設置者兼塾長 星野 りち1953(昭和28)年 5月学校法人星野学園認可、 理事長兼校長 星野 三郎 就任1964(昭和39)年 3月星野女子高等学校認可1984(昭和59)年 1月川越東高等学校認可1986(昭和61)年 6月校長 星野 誠 就任2000(平成12)年 3月星野学園中学校認可2003(平成15)年 4月星野女子高等学校は星野高等学校に 校名変更2007(平成19)年 3月星野学園小学校認可常に物事を主体的に考え判断して行動することが「自主」です。また、普段の勉強や多彩な行事、仲間と切磋琢磨する部活動、友との何気ない会話など、多くの人との触れ合いを通して、生徒が心から本当に感じたことに依拠して自分の求める価値観を育むこと、目標に向かって挑戦して、新しい自分を誕生させることが本校の「自立」の本質です。 本校で、今まで見たことのなかった新しい自分と出会ってみませんか。星野の校章は、創立者 星野りちの生家の屋号「碇屋」に由来する「碇(anchor)」と「鏡」でデザインされています。時代の潮流に安易に流されぬ信念の「碇」と、己の在り様を顧み正す「鏡」を心に置いて今を生きてほしい。またanchorが「安心感を与える存在」としての意味を持つように、自分を信じながら自分を見つめ続けることで、いつか誰かを安心させられる存在になってほしい。そんな願いが込められています。星野高等学校 校長いかりや創立者 星野 りち校 章歴 史03松田 友宏飛躍の未来へ、のびやかな翼を本校の「自主・自立」という建学の精神は、すべての生徒が人間として成長する原点です。

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